「漢」祭りとも言うべきか・・・
福島県の柳津町で千数百年の歴史を誇る
このお祭り・・・
その名は「七日堂裸詣り」!
奇祭とも名高いこのお祭りの詳細を
調べてみました。
七日堂裸詣りとは?
ざっくり言うと
1月という極寒の新年早々にフンドシ一丁の男たちが綱をよじ登る
と言うお祭り!
よじ登る綱はなんと4.8m!!
マジか!?
極寒だよ!?
何のために・・・
男たちはなぜ集結して
綱を登っていくのか・・・
七日堂裸詣りの詳細をチェック!!
七日堂裸詣りの起源は?
起源は1000年以上も昔の伝説。
むかしむかし・・・
この土地では不作や疫病が続き長らく人々を苦しめていたそうなんです。
そんな時、虚空武尊のお告げを受けた弥生姫が只見川の底に棲む龍神から如意宝珠を借り受けたことで長らく人々を苦しめていた不幸から脱却することに成功!!
人々は喜びを噛み締めていたのですが、
それも束の間!
なんと!!
数年後の1月7日の夜に如意宝珠を返せと
龍神が菊光堂に現れたのです!
いや、わかりますよ。
龍神さんのおっしゃりたいことも・・・
だって如意宝珠、
お借りしたものですもんね・・・
でも!!
やっとあの辛い日々から脱却できたんです。
申し訳ないのですが、
如意宝珠、お返ししたくないんです!
そこで人々は堂内に集結し、
騒ぎに騒いで何とか龍神を追い返すことに
成功したのです。
この時の団結の大切さを現在に伝えているのが「七日堂裸詣り」なんです。
七日堂裸詣りのお作法は?
一般の参加者は夕方頃から
会津柳津にいくつか用意されている
着替え場所に集合し
名簿に名前や出身地を記載し
フンドシ(1つ約1000円)を購入します。
そして、
熱気溢れる着替え室に移動し男同士が
手伝いあいながらフンドシ装着!!
開始時間まで日本酒を飲みながら
英気を養います。
ここで注意!!
新春のこの時期、福島の夜間の気温は
5度くらいまで冷え込みます!
気つけに日本酒を少量飲むのは良いかと思いますがあまり飲みすぎると血管が緩んでフンドシ一丁で祭りに参加するのは命がけになっちゃう恐れが・・・
お酒、ほどほどが良いと思います(^_-)
20時30分、
「ゴーン!」と鳴り響く大鐘の音を合図に
お祭りスタート!
「わっしょい、わっしょい!」と掛け声かけながらフンドシ一丁の男たちは菊光堂を目指して113弾の階段を駆け上がっていきます。
水を浴び身を清めた後、
男たちはいよいよ本堂に突入!
本堂の4.8mの綱を我こそはと皆、
こぞって登っていきます。
出典:会津物語
この綱を登りきった男こそ1年間の無病息災、祈願成就、福を招くと言われています。
参加者のうち綱を登りきれるのは
わずか10%程度の狭き門!
21時30分、
参加者は幸福を授かると言われている招福除災の牛王宝印の差し込まれた矢を受け取って終了となります。
すごい熱気溢れるお祭りですよね!
服を着ている時よりも
なぜかフンドシ一丁だと
結束が強くなる気がします。
七日堂裸詣りの日程は?
開催
日程 |
毎年1月7日 |
開催
時間 |
20時30分〜21時30分頃 |
開催
場所 |
福島県柳津町
福満虚空菩薩圓蔵寺 |
料金 | 参加・見学無料
※フンドシは約1000円で購入 |
交通アクセス
そろそろちょっと
参加してみたくなりましたか?
念のため、交通アクセスを
確認していきましょう!!
電車の場合
JR「会津柳津駅」から徒歩約10分
ラッキー!!
駅チカですね〜p(^_^)q
まとめ
いかがでしたか?
参加者はもちろん、
見学者もアツく盛り上がれるこのお祭り!
是非、足を運んでみてはいかがでしょうか?
せっかく足を運ぶなら
開催場所の福満虚空菩薩圓蔵寺境内にある
「撫牛」と呼ばれる銅像を撫でると
願いが成就するとも言われているので是非
「撫牛」もよく撫でて来られると
いいですね(^o^)
最後までお読みいただき
ありがとうございました!!